ゼロ校 RUSH

鈴ちゃんと今話して気付いた。


鈴『……緑ってば…合併する高校のこと何も知らないで引き受けちゃったってわけ!?』


そうだ……私、何も知らない。


緑「…そのようですね」


鈴『はぁ……私はもう怒る気力がないよ…』


弱々しい鈴ちゃんの声に私の心は痛んだ。


緑「ごめんなさい、鈴ちゃん。
私、思っていたんです。一度でいいから学校の為に何かをしてみたいと。
これがチャンスなんです!」


鈴ちゃんに嘘はつきたくない。
だから、私の意思はしっかり伝えた。


鈴『……………そっか、そんなこと思ってたんだ…。……緑が考えそうなことだよね』


鈴ちゃんは黙ってしまった。