ゼロ校 RUSH

鈴『そういえば、電話してきたってことは何か用があって?』


その言葉で、ハッとなった。

そうだ、転校の事を話す為に鈴ちゃんに電話を掛けたんでした!


鈴『緑?…どうした?』


急に言われたら…やはり驚くでしょうか…。

鈴ちゃん、どう思うだろう。
小さい頃から今まで、ずっと一緒だったものだから、離れるなんて考えられなかった…。


でもこの件は、一緒に通ってきた、鈴ちゃんやみんなの為で、夏峰高校の全体に関わる問題だから、私は行かなければならない。



緑「これから大事な話をするので、最後まで、聞いてくださいね?」


鈴『う、うん……』


分かってもらいたいという気持ちを込めて、話す。