緑「ふふっ…それではお願いしても良いですか?」


音「もちろん!」


お母さんやおばあちゃんにお礼を言って、自分の部屋に向かった。

机に置いてあるスマホを手に取り、ベッドに座って直ぐに、ある番号を打ち込んだ。



プルルルル………ピッ。


……1回しかまだ鳴っていないのに……なんて早さ…。
と、とりあえず出てくれたのは嬉しいですけど。


緑「…もしもし……」


?『…………………』


………あれ、返事がない…?
通話中になってはいるんですが………。


緑「…もしもし…」


不思議に思いながらも、もう一度話しかけると、


?『う~ん…………ん?…え、緑!?…って、いないし………のわぅ!!!』


最後によく分からない言葉(?)が聞こえたと同時に、『ドンッ!!』という音が、耳に凄く響いてきた。