「……て訳なんだ。まあ、これでどっちも損をしないだけ、めでたしめでたしかな」
「私も賭けに参加したかったな。そしたら曇りって言えたのに」
真理の主張。
例え仮定であっても、紫絵里にとってそんな意見は聞きたくなかった。
優介が真理と会話する事自体気に入らない。
自分を放って、優介と真理の会話が長く続けば続くほど、紫絵里はイライラしていた。
「残念だったな。だけど参加してたら、真理は何を望んでいた?」
優介が自然に『真理』と呼ぶことにも、紫絵里は体の奥で気に入らない思いにビクッとしてしまう。
真理にこれ以上余計な口をきいて欲しくないと、メガネの奥で目を吊り上らせていた。
そんな紫絵里の気持ちなど知らず、真理は優介を見つめて質問に答えていた。
「私は…… 白いバラ」
「白いバラ? 食べられないじゃないか」
優介も意表を突かれたが、紫絵里も同じように不可解な顔をしていた。
「別に食べなくてもいいと思うんだけど。私はそれをじっと見つめたいだけ」
「白いバラか…… へぇ、真理って団子より花を選ぶんだ」
優介の瞳が青い光を受けてしっとりとしていた。一層、深く真理を見つめているようにも見え、紫絵里に嫉妬心が広がる。
「私も賭けに参加したかったな。そしたら曇りって言えたのに」
真理の主張。
例え仮定であっても、紫絵里にとってそんな意見は聞きたくなかった。
優介が真理と会話する事自体気に入らない。
自分を放って、優介と真理の会話が長く続けば続くほど、紫絵里はイライラしていた。
「残念だったな。だけど参加してたら、真理は何を望んでいた?」
優介が自然に『真理』と呼ぶことにも、紫絵里は体の奥で気に入らない思いにビクッとしてしまう。
真理にこれ以上余計な口をきいて欲しくないと、メガネの奥で目を吊り上らせていた。
そんな紫絵里の気持ちなど知らず、真理は優介を見つめて質問に答えていた。
「私は…… 白いバラ」
「白いバラ? 食べられないじゃないか」
優介も意表を突かれたが、紫絵里も同じように不可解な顔をしていた。
「別に食べなくてもいいと思うんだけど。私はそれをじっと見つめたいだけ」
「白いバラか…… へぇ、真理って団子より花を選ぶんだ」
優介の瞳が青い光を受けてしっとりとしていた。一層、深く真理を見つめているようにも見え、紫絵里に嫉妬心が広がる。



