「だけどさ、サメって、こんなに他の魚と一緒にいて、なんで襲わないんだろう」
「サメって種類も沢山いるし、本来は大人しい魚らしいよ」
「でも、人がサメに食われたとか、ニュースにもなるじゃない」
「だから、そういう襲うサメはほんのわずかな種類で、ここにはいないし、充分に餌を貰ってたら、無闇に周りの魚を食べたいとは思わないみたいなんだって」
「へぇ、サメにも色々なんだね。ここにいるサメは大人しい種類なのか」
「それでも、時々襲うやつはいるらしいけど、特に鼻が利くから、血の匂いなんかにすごく敏感で、嗅ぐとものすごく興奮するらしいよ」
「あっ、そのシーン、映画でもなんかあったね。最初は優しいのに、血の匂いで急に凶暴になるやつ。えっと、なんだっけあのアニメ…… あっ、ファイティング・ニモだったかな」
「馬鹿、それを言うなら、ファインディング・ニモでしょ」
「あっ、そうか、ハハハハハ」
二人の間で交わす楽しそうに笑う声は、お互いの波長があっていた。
紫絵里はふと真理に視線を向けた。
真理の耳にもその会話が聞こえていただろうが、興味なさそうに自分だけの視点でまだサメを見ていた。
真理はなぜ自分をサメに例えたのだろうか。
「サメって種類も沢山いるし、本来は大人しい魚らしいよ」
「でも、人がサメに食われたとか、ニュースにもなるじゃない」
「だから、そういう襲うサメはほんのわずかな種類で、ここにはいないし、充分に餌を貰ってたら、無闇に周りの魚を食べたいとは思わないみたいなんだって」
「へぇ、サメにも色々なんだね。ここにいるサメは大人しい種類なのか」
「それでも、時々襲うやつはいるらしいけど、特に鼻が利くから、血の匂いなんかにすごく敏感で、嗅ぐとものすごく興奮するらしいよ」
「あっ、そのシーン、映画でもなんかあったね。最初は優しいのに、血の匂いで急に凶暴になるやつ。えっと、なんだっけあのアニメ…… あっ、ファイティング・ニモだったかな」
「馬鹿、それを言うなら、ファインディング・ニモでしょ」
「あっ、そうか、ハハハハハ」
二人の間で交わす楽しそうに笑う声は、お互いの波長があっていた。
紫絵里はふと真理に視線を向けた。
真理の耳にもその会話が聞こえていただろうが、興味なさそうに自分だけの視点でまだサメを見ていた。
真理はなぜ自分をサメに例えたのだろうか。



