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期末試験が始まる頃には、噂話や、浮ついた話はピタッと止まり、切羽詰まった雰囲気に飲まれて、誰もが自分の事しか構えずに試験に集中していた。
試験中は出席番号順に座るため、優介と離れてしまった紫絵里も、ここは我慢して試験の事だけを考えることにした。
紫絵里が優介と一緒にならなければ真理も話しかけるチャンスはなく、それぞれがバラバラになってしまった。
優介の傍に居られないことは物足りないが、真理と優介が離れることで紫絵里は少しだけほっとする。
午前中は試験を受け、その後はすぐに帰宅するだけで、淡々と過ぎていく。
気が付けば試験がすでに終わっていた。
試験が終わった直後にまた元の席に戻し、紫絵里はようやく優介と言葉を交わすことができた。
当分は勉強しなくてもいい開放感もあって、喜びも一入だった。
「あー疲れたぜ。瀬良はどうだった。どの教科もできたか?」
「なんとかやったと思うけど、答案が返ってくるまでわかんないよ。松永君はどうだった?」
「まあまあってとこかな。もう泣いても笑っても仕方ないから、終わった事だけを楽しむよ」
「そうだね。今日はゆっくり寝られそう」
「俺もこれからちょっと用事があるし。それじゃ、また明日な」
優介はあっさりと帰宅していった。
期末試験が始まる頃には、噂話や、浮ついた話はピタッと止まり、切羽詰まった雰囲気に飲まれて、誰もが自分の事しか構えずに試験に集中していた。
試験中は出席番号順に座るため、優介と離れてしまった紫絵里も、ここは我慢して試験の事だけを考えることにした。
紫絵里が優介と一緒にならなければ真理も話しかけるチャンスはなく、それぞれがバラバラになってしまった。
優介の傍に居られないことは物足りないが、真理と優介が離れることで紫絵里は少しだけほっとする。
午前中は試験を受け、その後はすぐに帰宅するだけで、淡々と過ぎていく。
気が付けば試験がすでに終わっていた。
試験が終わった直後にまた元の席に戻し、紫絵里はようやく優介と言葉を交わすことができた。
当分は勉強しなくてもいい開放感もあって、喜びも一入だった。
「あー疲れたぜ。瀬良はどうだった。どの教科もできたか?」
「なんとかやったと思うけど、答案が返ってくるまでわかんないよ。松永君はどうだった?」
「まあまあってとこかな。もう泣いても笑っても仕方ないから、終わった事だけを楽しむよ」
「そうだね。今日はゆっくり寝られそう」
「俺もこれからちょっと用事があるし。それじゃ、また明日な」
優介はあっさりと帰宅していった。



