その日の夜
美優希から電話がかかってきた。

『もしもし。
あのねあたし翼諦めるから。
夢美と翼付き合ってもいいんだよ。
今までごめんね…。』

美優希…。

「ううん。
ありがとう。
じゃあお風呂入るからごめんね(汗)」

『じゃあね★』

美優希…。

私、翼振っちゃったんだ。

もう手遅れ。

私は翼を傷付けた。

それはやり直しが利かない。