最初は、私だった。 「私の思い出は翔くんが借り物レースで私 を選んでくれたことです。(気になってしょ うがない人)でまさか私を選んでくれるとは 思わなかったのでうれしかった。です。」 私は顔が真っ赤になった。美空ちゃんの前 で話したことを少し後悔した。 由美が 「翔くん。この事について一言。」 翔くんが、呟いた。 「気になるってか、友達として気になる人 かと思って。友達な、凛が気になるから…」 私は胸がいたくなった。