純愛☆カルテット

「よくわからないってどういうこと?」

「考えてることが良く分かんない。また一緒にご飯行きたいって言われたよ」

「社交辞令でしょ。」

希和は言い切った。

「話って紅子とたくさんメールしてますよのそれだけなの?」

「うん。」

(それくらいの話なら学校でも出来るじゃん)

どうして修二は学校では話そうとしないのだろう。

「そしたら、私からの質問。浜安君っていつから紅子のこと好きなの?」
「お待たせしました。ココアのお客様…」

聞いた瞬間、店員が注文を運んできて、希和は店員の目が一瞬丸くなったのを
視界の端でとらえてしまった。

「あ、私です。」
希和は店員ににっこりと笑いかけた。

修二の前にクリームあんみつを置き、店員は離れていった。

彼は長いスプーンでソフトクリームをすくい、口元へ運ぶ。

そして、口を開くついでのように

「好きじゃないよ」

ぼそりと答える。