純愛☆カルテット

(で、喫茶店チョイスかい)

大学を出て10メートルほど歩いたところにある喫茶店。

明日飲み会なら今日はお酒抜きで話そうという修二の提案により、二人は落ち着いた赤を基調としたこの店を選んだ。

注文を済ませると、修二は不意に自分の携帯を見せてきた。

「なんだこりゃ。」

見せてきたのはメールの受信BOXで、そこには、

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樋本紅子
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紅子の名前がずらっと並んでいた。

「ゲシュタルト崩壊起こしそう」

希和は思わず苦笑いした。

「楽しそうにやってるじゃん。アプローチは順調だね!」

「樋本さんってよくわからんな」

修二は携帯を上着のポケットにしまいこみながら言った。