一時間目の休み時間にトイレに行くと、紅子が一人鏡の前で髪を直していた。
「あ、希和だ。」
鏡越しに紅子が笑いかける。
周りには誰もいない。
「ねえ紅子、昨日誰かとご飯行ったの?」
相手を知っているのに、この聞き方は我ながらいやらしいと希和は思った。
「ああ、浜安君とね、ハンバーグ食べに行った。冬生から聞いたの?」
「ご飯食べに行くとは聞いてたけど相手までは聞いてないよ。」
笑いながら言ったものの、少々ぎこちなさが出てしまう。
しかし紅子は特に気にしている様子もなく
「だって浜安君と行くとは言ってないもん。」
とケラケラ笑った。
それ、浮気と思われても仕方ないじゃん。
心に浮かんだことをなんとか飲み込み、希和は「こらこら!」といたずらっぽく紅子の腕をつついた。
「実は昨日部活の同期とラーメン行こうと思ってさ、染井君も誘ったんだけど断られちゃった。」
「あ、希和だ。」
鏡越しに紅子が笑いかける。
周りには誰もいない。
「ねえ紅子、昨日誰かとご飯行ったの?」
相手を知っているのに、この聞き方は我ながらいやらしいと希和は思った。
「ああ、浜安君とね、ハンバーグ食べに行った。冬生から聞いたの?」
「ご飯食べに行くとは聞いてたけど相手までは聞いてないよ。」
笑いながら言ったものの、少々ぎこちなさが出てしまう。
しかし紅子は特に気にしている様子もなく
「だって浜安君と行くとは言ってないもん。」
とケラケラ笑った。
それ、浮気と思われても仕方ないじゃん。
心に浮かんだことをなんとか飲み込み、希和は「こらこら!」といたずらっぽく紅子の腕をつついた。
「実は昨日部活の同期とラーメン行こうと思ってさ、染井君も誘ったんだけど断られちゃった。」


