そうじゃん。私、ついてきてっとか言われてない。


あーなんか、ますますわかんなくなってきた。


「気持ちだけ伝えて。椿はそれだけで満足してしまったのかな?」



そうだとしたら、なんかすっごく寂しい。



私はもう椿にとって、過去の人間になってしまったの?



机に置かれたチョコをパクンっと一粒食べると桜田は、私にチョコを渡しながらため息をつく。



「なんか、めんどくさいですね。好きならそれでいいのに。」



そう言うと桜田はまた仕事に戻った。


好きならそれでいい。


か。