恋しちゃえよ。いい加減。

ウーロン茶と、メロンソーダを買って、椿の元に戻ると、案の定椿は電話中で私は邪魔にならないように静かにベンチに座る。


なんか、難しい顔してるな………



「わりぃ。」


「ううん。電話、仕事だよね?大丈夫?」


「うん、まあ………。」



なんだか歯切れが悪い答えだけど椿の仕事上、詳しくは話せない事なのかな。



「ねっ!ウーロン茶と、メロンソーダ!どっちにする?」


「断然!メロンソーダ!」


「あー!やっぱり!椿はメロンソーダだと思ったぁ。」


椿にメロンソーダを渡して、自分はウーロン茶を飲む。


「都も、メロンソーダがよかったんだろ?」


「むぅ。やっぱりメロンソーダ2つにすれば良かった!」


「なぁっ。これ飲んだらあれ。乗ろうよ。」


椿が指差したのは、観覧車。



「いいよ。」


と答えて私はなんだか、緊張してしまう。

だって本当にデートじゃん。