『あーぁ。怒っちゃった。椿はほんと、仕事やプライベートだってなんだって、スマートにこなせる奴だと思ってたけど。都に関してはほんとお子ちゃまだねぇ。』



『うるせーよ。 邪魔しやがって。』


『だって君。時間がないのわかってる?』



『………そんなの、わかってるよ。』




振り返ってみると、ショーンさんと話す椿は不機嫌な顔から、泣きそうな悲しい顔に変わっていた。



なにか、あったのかな?



そう思って気になったけど、パーティーのゴタゴタでその日はそれ以上椿と話すことはなかった。