「……………………。」
「…………………………。」




二人してしばしの沈黙。




その後。



「ぷーっ!!!ちょっと何くさいセリフ言ってんのよ!」


「ぅっわー。さすがに今のはハズイな。やっべ、なんかすっげー熱くなってきた!」



手でパタパタと顔を仰ぐ椿。



「ありがと、椿。」


きっともう、あの夢は見ない気がする。


「おうっ。でも今の本気だからなっ!」


椿はそう言って残りの生ビールを飲み干した。