コンコンっとノックして応接室 へと入る。

「失礼いたします。資料をお持ちいたしました。」


お辞儀をして課長に資料を手渡し、チラッとお客様の方を見る。



お客様は二人。スーツを着て金髪のくせのある髪に丸いメガネをかけた白人の外国人 の人と、外国の人と並んでも見劣りしない抜群のスタイルの日本人。


それは




「椿っ!!」




一昨日。もう会いたくないと思った椿だった。