どうしよぉ泣きそう・・・

その瞬間

涙が溢れた



「佐奈・・・?!」



「ゴメン何にもないよ」


ダメだ洋介の顔を見るとやっぱり涙が


止まらないよ



ギュッ



いつのまにか私は洋介の胸の中にいた


「よ・・洋介!?」


「強がんなや・・・」



「えっ・・・!?」



「泣きたい時はおもいっきり泣け」



「だ・・ダメだよ洋介には彼女がいるんだし」


そういって私は洋介から離れ


有香が待っている教室へと走っていった



抱きしめられていた時は心臓がうるさかった



でも洋介の胸はあたたかくて


居心地がよかった