今は得意な英語の授業中・・・


聞こえてくる英単語も今は耳に入らない


このとき自分の気持ちを整理していた


私は洋介が好きで有香もきっと洋介が好き


じゃあ洋介は?


キーンコーンカーンコーン


英語の授業が終わった・・・


休憩時間・・・


「佐奈話があるの・・・ちょっと来て」


そう有香に言われて私達は無言で屋上に行った


有香が話したい事はだいたい分かっていた


きっと洋介の事・・・


「話ってなに?」

わざとらしく聞いた私に有香が話し始めた・・・

「あのね、前に言った好きな人なんだけど、」

きた・・・・・・・・・・・。


「親友だし佐奈に話そうと思って・・・」

「うん、誰なの?」
洋介と分かっているのに聞いた私は馬鹿だったかもしれない。

「あたしより1コ上の夏川洋介って人」
やっぱり・・・


「そうなんだ・・・頑張ってね、じゃ私はもう戻るね」
今にも泣き出しそうになった私は早く有香から離れたかった。

でも、、、、、


「えっそれだけ!?他になんかないの!??」
有香が言った言葉になんとなく怒りがこみ上げてきた

「なんで!?別に私有香の好きな人なんて、どうでもいいし・・・」
言った後に後悔した・・・


「佐奈、最低・・・親友だから話たのに」
そういい残して有香は屋上から出て行った・・・

ゴメン有香、私本当に最低な女だね。でも
これ以上有香が洋介の名前を口に出すのが、耐え切れなく
なってしまったんだ・・・


「ゴメンね有香
  私も洋介が好きなんだ・・・」そうつぶやいて
私も屋上をあとにした・・・・。