と…言いたかったけど。
何故か、一緒に家に入り込んでいる一樹。


何故?
私の頭の中で疑問が芽生える。


「美琴〜今日、一緒に寝よ〜。」


可愛い…可愛すぎる。
抱き着きたい…
って、言いながら抱き付いてしまいたい。


「へっ?え…えっ?」


一樹は、押しに弱いらしい。


『可愛いすぎ。もう、罪だよ。』


ドン…


今の状況…
床ドンされてます。


「美琴。俺は、男だよ?そこは、理解してる?」


そう、私の耳の側で囁いた。


ビクッ。


くすぐったくて、私が体をねじらした。
だけど、両腕を抑えられてるから逃げられない。


「ふふっ。何?今頃、気づいた?
かーわいー。だから、今回はこれで許してあげる。」