「僕と晋也さんは、ここに居る彼……木瀬 祐二くんの紹介で梅さんと知り合ったんです」
「えっ? あ、えっと……木瀬 祐二と言います、よろしくお願いします」
……ユージの紹介で知り合った。 という“作り話”をするYUKI。
それに戸惑いながらも、ユージはお母さんに深々と頭を下げた。
あぁそっか……私たちはみんなチャットで知り合ったけど、そういう話って、普通だったら言いにくい話だもんね。
YUKIのお家は事情が事情だったから、ご両親はチャットのこともフジヤマのことも受け入れてくれたけど……でもきっと、私の家族は受け入れてくれない。
顔も名前も知らない人とネット上でやり取りをするなんて危険だっ!! って言うに決まってる。
ましてや、リアルで会いました、だから今ここに居ます。 なんて絶対に言えない……。
だからYUKIは、お母さんに“作り話”をしたんだ。
……でも、なんでユージの紹介なんだろう?
同じ県内に住んでるし、学年も1番近いからかな?
「梅さんからお話聞いてませんか? 木瀬くんと梅さん、お付き合いしてるんですよ」
……ってオイっ!!
なんでサラッとそれをバラしちゃうんですかYUKIさんっ!!
ていうかっ、だからユージの紹介って言ったのっ……!?
最初からYUKIは、私とユージが付き合ってることをバラすつもりだったってこと……!?



