「暑いけど、エアコンつくまでちょっとだけ我慢してねっ。 あ、トイレは階段横ねー」
と言いながら、全員分のコップを用意する。
それに氷をたっぷりと入れたあと、冷蔵庫で冷やしていたスポーツドリンクを注ぎ入れた。
「はい、冷たい飲み物どうぞー。 あ、そうだタオルも要るっ? 汗かいたもんね、持ってくるよっ」
「サクラ、少し落ち着きな? ……もしかして俺たちが家に居るから緊張してる?」
「えっ!? 緊張なんてそんなっ……してるに決まってるじゃんっ!!」
「……だよね。 なんかいつも以上に喋ってるし、動き方もぎこちないなーって思ってたもん」
苦笑気味に笑うYUKI。
その近くでは、ユージもまた苦笑していた。
……いやいやいやっ、これ緊張しない方がおかしいからっ。
だって私の家にみんなが居るんだよっ?
こんっ…な小汚ない家にみんなを上げちゃったんだよっ?
みんなが我が家を見てどう思うのか不安で不安で仕方ないし、それに何よりも私っ、一人だけ女子なんですよっ!!
……さっきね、玄関の鍵を開けた瞬間に気付きました。
あぁ私一人だけ女じゃん、って。
家の中って密室じゃん、って。
そりゃあ、みんなのことは信用してるけど……でもやっぱり緊張するんだよー……。



