と、呆れたようにYUKIが言う。
だけどユージは、自分のティッシュをしまいながら首を横に振った。
「YUKIのティッシュの方が高級で柔らかいやつだから、絶対そっちの方がいいよっ」
「え、だから自分のはしまうわけ? そんな理由で?」
「いやいや、これ重要だから。 自分で使うんだったらなんでもいいけど、ウメちゃんが使うんだから柔らかいやつがいいに決まってる」
「……あ、そ。 じゃあはい、これユージにあげるからサクラに渡してくれる?」
「ちょっ、俺を介さなくていいからっ。 YUKIがサッと渡しなよ、サッと!!」
「そっちこそサッと受け取りなよ、サッと」
……ポケットティッシュをお互いに押し付けながら、言い合いをする二人。
な、なんか……私が泣いてしまったせいで、ごめんなさい……。
「おいー、ティッシュなんてどっちでもいいだろうがよー。 つーかお前ら二人とも面倒臭いから、いっそのこと それを俺にサッと渡せばいいんじゃね?」
「「 フジヤマにだけは絶対渡さない 」」
「はい見事なハモり頂きましたー。 ったくよー、邪険にされまくりで俺が泣きてぇっつーの」
相変わらず、ポケットティッシュを行ったり来たりさせているユージとYUKI。
その近くでおいおいと泣き真似をするフジヤマ。
……もうね、これ見てたら涙なんか引っ込むよね。
むしろ「なんで私は泣いてたんだ?」って思うよね。
ほんっとにもう……みんな最高すぎるでしょっ。



