……不意に放たれたその言葉は、いつも馬鹿ばっかり言ってるフジヤマの、本気の想い。
それを聞いたYUKIは同意するように小さく頷きながら笑っていて。
ユージもまた、嬉しそうな笑顔を見せた。
……ありがとね、フジヤマ。
YUKIも、ユージも……みんなありがとう。
「……あぁヤバい、私 泣きそうっ……」
「なんでだよっ。 ……つーか もう既に泣いてるじゃねーかっ。 俺が泣かしたみたいになってるじゃねーかよっ」
「フジヤマのせいだー……」
「ちげぇからっ。 おいユージかYUKIっ、ティッシュ持ってねぇか……ってお前らっ、既に用意済みかよ気持ち悪いっ」
ユージとYUKIから、同時に差し出されたポケットティッシュ。
二人はお互いの“それ”を見たあと、静かに私へと視線を移した。
「……えーっと、さすがに2つも要らない…よね?」
「ユージ。 それは『お前のティッシュは不要だからさっさとしまえ』ってことを暗に言ってる?」
「え? あぁいやっ、YUKIにしまえって言ってるんじゃなくて、俺がしまおうかと思って……!!」
「いや、今のは冗談だから。 ていうかユージがしまうのはおかしくない? 彼氏なんだから堂々と渡しなよ」



