「本当に、□□駅……?」
『うん。 ここからサクラん家まで近い?』
「あ、えっと……徒歩10分くらい、かな……」
『そっか、じゃあ道順教えて。 家まで迎えに行くから』
……えぇっ!?
さ、さすがに家はちょっと……!!
「あ、あのっ……私、まだ全然準備してなくてっ……あ、えっと、近所にコンビニがあるから、そこで待っててくれるかなっ……!?」
『オッケー、駅からどっちに向かえばいい?』
「えと、駅から真っ直ぐ進んで、突き当たりを左に。 そのまま行くと海岸沿いの道に出るの。 少し行くとコンビニがあるから、そこで待ってて? 私、超特急で準備するからっ……」
『そっか、じゃああとで』
「うん、またあとでっ」
そう言ったあと、電話を切る。
……わぁっ。
本当に本当に、ユージと会うんだっ……。
ど、どうしよう。
1日中ダラダラ過ごすつもりだったから、髪がグチャグチャだっ。
洋服もどうしようっ。
Tシャツにジーンズ……ってラフすぎっ!?
でも全然可愛いのないし、あぁもうほんと、ヤバすぎるっ……。
「……あぁもうっ、これでいいやっ」
なるべく女の子らしくて可愛いシャツを着て、ジーンズを穿く。
……今日会うってもっと早くわかってたら、ちゃんと可愛いのを用意しといたのになぁ……。
うぅ……ダサい格好でごめんなさい。 と、心の中で謝っとこう……。



