「……なんかごめんね。 せっかく二人でご飯食べてるのに、暗くなっちゃったね……」
「ううん、俺の方こそごめん。 ……俺ね、誕生日プレゼントを貰うのが怖いんだ」
「え……?」
「子供の頃の話なんだけど……えーっと、うん……これは、ご飯を食べ終えてから話すね。 バスに乗る前とか、どこかで二人で喋ろ」
「あっ、うんっ……」
……YUKIは誕生日プレゼントを貰うのが怖い。
それは、子供の頃に“何か”があったから。
それを、私に教えてくれるつもりでいるんだ……。
「……じゃあ、急いでご飯食べるねっ」
「ふふっ……そうだね、少し急ごうか。 あんまりのんびりしてると、買い物する時間が無いままバイバイになっちゃいそうだから」
「あ、そっか……YUKI、新幹線で帰るんだもんね……」
「うん、17時過ぎの新幹線で帰る予定」
17時過ぎ……。
一昨日よりも遅い時間の新幹線だ。
もしかして、無理させちゃってるかも……?
「……遠いのに、来てもらってごめんね……」
「俺が来たかったからいいんだよ。 さ、どんどん食べよっ」
「……うんっ」
優しく笑うYUKIを見たあと、食事を口に運ぶ。
──そして、30分もかからずに食事を終えた私たちは、ファミレスを出たあと近くの公園へと移動した。



