「サクラもさ、ユージのこと好きだろ?」
「え……わ、私がユージのことを……?」
「うん」
ジッ…と私を見るYUKI。
その顔は真剣そのものだ。
「え、えっと……好き、だけどさ……でもそれって、友達としての気持ちだよ……?」
恋愛としての『好き』とは違う…と思う。
今まで恋とかしたことないから、よくわかんないけど……。
「私、ユージのこともYUKIのことも、フジヤマのことも……みんな好きだよ?」
そう言った私に、YUKIは今までと同じように微笑んだ。
「じゃあ、まだ望みはあるのかな」
「……え?」
「ううん、なんでもない。 さ、ご飯食べよ」
「う、うん……」
望み…って、なんのことだろう?
うーん……よくわからない。
「サクラ。 ご飯食べ終わったらバスに乗って駅前に戻ろ。 そのあと、少し一緒に買い物しない?」
「え? あ、うんっ。 私もちょうど買い物したかったのっ」
YUKIへの誕生日プレゼント、何か探したいって思ってたんだ。
それと、ユージへの誕生日プレゼントも。
……だってユージとは、誕生日の日に会うもんね。
どういう物が欲しいのかとかは、全然わかんないけど……それでも、何かはあげたいって思ってた。



