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サクラ>YUKIが戻ってきたから落ちるねー
ユージ>おk、またあとでー
サクラ>女子大生のYUKIは、5分だけの登場だけど待っててね(笑)
ユージ>りょーかいw
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ユージのその言葉を見たあと、私はもう一度『またあとでっ』と書いてからチャットルームを出た。
「YUKI、お待たせっ」
「ううん、こっちこそ会計するのに時間かかっちゃってごめんね」
「平気だよ、ユージと話せて楽しかったしっ」
「うん」
優しく笑うYUKIが、袋を持った手と逆の手を私に差し出した。
「はい、はぐれないようにね」
「……うんっ」
再び繋がった、私とYUKIの手。
お互いにギュッと握りしめながら、それぞれに笑う。
そして私たちは、混雑する出入口を抜けて水族館の外に出た。
「今度は絶対にみんなで来ようねっ」
そう声をかけた私に、YUKIは小さく頷きながら微笑んだ。
……ちゃんと、また『次』がある。
今日はYUKIと二人で来たけれど、今度はみんなで来られたらいいな。 と思いながら、私も小さく小さく笑みを浮かべた。



