〜???side〜




夜になると騒がしくなる繁華街。


それとは反対に。
静かな路地裏。


そこに一人の女が佇んでいた。


ふと。月の光が女の姿を照らした。


女の姿は。呼吸を忘れてしまいそうになるぐらい。美しかった。


背中まで伸びた漆黒の黒い髪に青いメッシュ。


日焼けしていない白い肌に淡い紅い色の唇。


瞳は赤いが少し黒みが掛かっていて紅色に見える。


だが。月の光が照らし出したのは、女の姿だけでは無かった。


女の足元に倒れている。


"男"達。