EmRは平日なのに混んでいた。 その古着屋らしからぬお洒落な外観が 即席でなりきってみたプチ不良姿のあたしに無言の威圧をする。 何度か店の前で通り過ぎては戻ってを繰り返していたが、 ついに腹をくくったあたしは、 ツンツンしながら …さも常連です、を装いながら 店に入った。