君はマーメイド

もし、おじいさんが言うように見つけられなかったのなら…
二人の想いは何処に向かうのだろ?
いつかは忘れて別の道を歩のだろうか?

おじいさんの答えを聞き何処にやれば良いのかわからないむなしさや切なさで胸をいっぱいにさせた少女はとうとう泣いてしまった。

「おやおや」

と少女の頭を優しく撫でてあやしたけれど少女は泣いたまま。

困ったように少女を見つめるおじいさん。

その隣で不思議そうに少女を見つめる男の子。