重罪恋愛

「ねぇ、聖那ちゃんは雪音達と一緒にいて楽しいかい?」



「あ、はい!すごく楽しいです。いつも、みんな優しくしてくれるし」



「うん、そっか。それはいいことだ」



ハルトさんは笑って、お茶が入ったカップをあたしの前に置いた。



「ありがとうございます!」



「君にはすごく会ってみたいと思っていたよ。顔こそ見れないけど、雰囲気でなんとなく優しい子なんだってわかる」



「そんなことないですよ!」



つい最近まで、あたしは暗い人間だったんだから。



「君の…親御さんもきっといい人なんだろう」