重罪恋愛

「お前達、その子に触るな」



いきなり1人の男が現れた。



「あなた…」



間違いない。



この人は、花火祭りの時に鼻緒を直してくれた人だ。



確か、名前は羽達椿…。



「あぁん?お前、誰だ?」



「まさか、お前達は…」



「ああ!?」



「…いや、その子に手出しはさせない。俺の大切な子だ」



「てめぇ、ふざけたこといってんじゃねぇぞっ!」



ゴツイ男は怒り、羽達椿に殴りかかる。



だが羽達椿は軽々と避け、男に蹴りをかました。