「よし、定番のスイカ割りしようっ」 アキが提案した。 「スイカ割り?」 「そう!じゃあ、最初はせっちゃんから!頑張れっ」 「え…あ、うん」 あたしは淡々と目隠しされ、棒を持たされる。 「せっちゃん、真っ直ぐだよ!」 「もう少し右!」 「あっ、行きすぎ!」 いろんな言葉が聞こえて、あたしはどこへ行ったらいいのか分からなくなる。