重罪恋愛



「俺は今、エクレアに夢中」



真顔で彼はそう言った...。



あたしと綿貫雪音以外のみんなが沈黙して呆れた。



いや、あたしは別にあだ名とかいらないけど。



「...そうだな。あえてあだ名をつけるなら...」



綿貫雪音がエクレアを食べながら言う。



「エクレア」



...え?



「もう、せっちゃんでいいです...」



そして、諦めた。