重罪恋愛

「これでも俺ら、虎高の四天王って呼ばれてるんだ」



なんか...聞いたことあるかも。



「へぇ...」



「やっぱり、君とは少し分かり合えそうだね」



くせっ毛がニッコリと笑った。



「?」



「あなた達は噂を知ってるのでしょ?なのに...なぜ、逃げないの?」



「逃げるなんてしないよ。俺らこれでも強い方だし、ね?ユッキー」



くせっ毛が綿貫雪音に目を向ける。



その綿貫雪音は3人が買ってきた食べ物が入った袋を探っている。