ああ…やっぱり人なんて信じるべきではなかった。 まさか、黒崎組の次期組長が捕まるだなんて誰が想定できたことか。 ありえない。 まさに、最悪だ。 私は、自分が入れられた監獄の冷たいコンクリートを殴りつけた。 あんなやつを信じてしまうだなんて。 なんて馬鹿だったんだろう。 腹が立つ。 裏切ったやつにも、自分にも。