トントンッ

陽絽が松風の肩を叩いた

松風は後ろを振り向く

「なんだ?」

初めて松風の声を聞いた
その声はとても透き通る声だった

「お前、隣の県の松風陽向だよな?」

陽絽が聞いて

その答えをここあと待っていた

「…あぁ」

『やっぱりそうだっ!私、結!萩原結!よろしくねっ!』

「あ、あぁ、よろしく」


これが私と松風の出会いとなった