先ほど渡されたトレイもを見つめる。

「なぁ空、俺まずいことした?」

「……したと言うた事故と言うか」

空に待てとは言われたがこうなるとは思わなかったし、単純にドアに近かったから別にいいだろうと思いドアを開けたらこうだ…

「男性恐怖症…だっけ?
俺の妹家族以外の男はダメなんだよ」

「えっ!?まじで…」

聞いた事があるが、あまり身近にあるものでもなかった。

だとしたらいくら知らなかったとは言え酷いことしたかな……大丈夫かな

ドアが開かれて兄貴だと思って覗いたら知らない男でしかも腕まで捕まれたらな

「大丈夫なわけ?顔真っ青だったけど」

「どちらかと言うと驚いたんだろ…心の準備さえあれば大丈夫って言ってたし」

そんなレベルですむのかは分からないが、やってまったことは確かだと思う。

「後で謝っといて俺がまたあっても
怖がらせそうだし…」

「あぁわかった大丈夫だと思うけど伝えとくよお前が謝ってたって」