夏惟がいなくなって一週間程経ち、現在夏休み。

海織里は夏惟がいなくなってから辺りを探し回るがどこにもいなく、毎日が生きた心地がしない。


「夏惟……どこいったの?」

抜け殻のようにソファでテレビを見る。
もちろん内容なんて入ってこない。


すると――

ピーンポーン


インターホンがなりドアを開けると、そこにいたのは心配そうな顔をした紅麗愛と紅麗羽だった。

「 「み、海織里。」」

「2人とも……どうしたの?」