真っ直ぐな瞳。

「わ、わかんない……わかんないよ。」


俯くとグイッと引っ張られ、抱きしめられる。

「え!?ちょっ、夏惟!?」

「俺……海織里と幼なじみなんて思った事ない。」

「ど、どういうこと?夏惟……。」


夏惟は離れようとする海織里を強く抱きしめた。

「ずっと…ずっと、俺は海織里の事が好きなんだ。
幼なじみとしてじゃなくて……一人の男として。好きなんだ。」

(か、夏惟……。)