すると、不機嫌そうな顔で夏惟が告げた。

「あれは……告白だと思う。」

「か、夏惟まで!」

「ていうか海織里凄いよね。
橘ってめっちゃモテてるやつじゃん。」

紅麗羽は感心しながら言う。


「海織里どうするの?付き合うの?」

紅麗愛はうきうきしながら尋ねる。


「だから!告白じゃないかもしれないじゃん!と、とりあえず行ってくる!」

海織里は少し大きな声で言い、鞄を持って急いで教室を後にした。

「いいの?行かなくて。」

「取られちゃうかもよ?」