「そ、そっか。」

夏惟は少し口角を上げた。

「私……変な事、言ったりしてなかった?」


海織里は両手を頬に当てながら恥ずかしそうに聞く。

「……内緒。」

イタズラっぽく返事。

「ちょっ、待って!夏惟!
なんか恥ずかしいから言ってよー!!」

(やばいよーっ、私ほんと何かしたの!?)

「言わない……。内緒。」

「言ってよ夏惟ーっ!」

「早く朝ごはん食べよ。」