*いつかの君と夏を探しに*

「海織里!?」

「ちょっとらけ……こうしれれ。」

「あー、もう無理だって。可愛すぎだろ。」

夏惟は顔を真っ赤に染ながらボソッと呟く。


「夏惟……私のころ、好き?」


「……え?」

酔っているとはいえ、その言葉に驚いて目を見開いた。

「だからぁ、私のころ好き?」

「……す、好き……だよ。」

「ふふっ、そっかぁ。」

それを聞いて安心した海織里は夏惟を抱きしめたまま眠りにつく。