「だからってこんなことしていいんだ?」

「「そ、それは……。」」

「本気で俺のこと好きならさ、そんな卑怯な手使わないでくれる?
俺だって普通に告られた方がいいし。

それにこんな事したって、君たちなんて好きにならないから。
だから、もう二度と海織里に近づくな。
わかったか?女だからって手加減しねぇからな。」


2人は普段とは180°違う夏惟に驚き、その場に尻もちをついた。


夏惟の方は教室を出て、屋上へ向かっていく。

夏惟は屋上に出ると、早速その場に寝転んだ。

「俺は……ただの幼なじみなのかな。」