「え?ちょっと何言ってんの?」

「あたしらが、なんかやったみたいな風に……言っちゃって。」

「知ってるんだって、昨日海織里を体育館に閉じ込めたの。」


すると、2人は動揺しながら夏惟にせまる。

「だから何言ってんの?何もしてないよ?」

「そうよ、葉月さんが嘘ついたんじゃないの?」


夏惟はポケットから何かを取り出し、そのスイッチを入れた。


『富海くんといてたら、あたしら近づけないんだけど。
もう富海くんに近づかないでくれる?』

『えっと。夏惟とは幼なじみなので、だから離れることはできません。』