「紅麗愛!?それに紅麗羽も!?」

驚いている海織里に紅麗愛は目をうるうるさせながら抱きつく。

「海織里っ!大丈夫だった!?」

「うん!夏惟がいてくれたから大丈夫だよ!」

「それならよかったーっ!!」

紅麗愛は一安心する。

「でも、なんで紅麗愛と紅麗羽まで来てくれたの?」


海織里は何故かと聞いてみた。

すると紅麗羽が教えてくれる。


「それはね、今日の朝夏惟に言われたんだ。
だから、鍵持って来てくれって。」

「そ、そうなんだ。夏惟……すごいね。
皆来てくれてありがとっ!」

「もう海織里ったら。あたりまえでしょ?」