*いつかの君と夏を探しに*

それは、三年前にさかのぼる。


*゜*゜*゜*゜*゜*゜*゜*゜*゜*゜*゜



「夏惟ー!おっきろー!」

海織里は布団を引っくり返して、ベッドから夏惟を落とす。


ドタッッ!


「うんー。後5分だけー。」

そして、また寝る。

「早く起きて!今日から3年だよ!」

少し大きめの声で言いながら、体を揺さぶった。


「わかったよ〜。」

この朝の弱いマイペースな彼の名前は、
富海 夏惟(とよみ かい)。