「 「 「こっちの話」」」

3人は口を揃えて言う。


キーンコーンカーンコーン――


そこでチャイムが鳴り、着席する。


海織里は気づいていなかったが、夏惟は紅麗愛と紅麗羽に何か耳打ちしていた。



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長かった授業も終わり放課後になる。

「海織里、帰ろ。」

いつも通り夏惟が荷物を持ちながら、海織里の席まで来た。