海織里が紅麗愛に抱きつきながら言う。

「あら、海織里可愛いじゃない。」

「可愛いくないもん!」

紅麗愛は海織里の頭を撫でる。

すると、紅麗羽は不思議そうに海織里に訊ねた。

「もしかして海織里知らないの?」

「なにが??」

「海織里って、すっごく人気あるんだよ?」

「え!?私が!?」

驚いていると、紅麗愛も頷きながら話す。

「海織里は鈍感だから分かってないのよ。
まわりには海織里を好きな子がたくさんいるけど、
いつも夏惟君と一緒にいるから騒いだりしていないだけなのよ?」