「ごめーん!お待たせ!」

いつもの海織里は長い髪をおろしているだけなのに今日は違う。

「今日、髪違う。」

「そうなの!今日はおだんごにしてみたよ!」

(可愛すぎだろ。)

夏惟は内心そう思った。

「今日なんかあった?」

「特に何もないけど、たまにはいいかなーって!」


「ふ、ふーん。結構似合ってるじゃん。」

「そお?ありがと!」

いつもと違う可愛さに思わず魅入ってしまう。